「遊び」は家庭でもできる発達支援
支援と聞くと、「専門的な場所で、専門の人が行うもの」と感じる方も多いかもしれません。
でも実は、家庭の中にこそ、支援のヒントがたくさん隠れているんです。
特に“遊び”は、子どもが自然に取り組み、自分のペースで成長できる最高の教材。
今回は、特別な道具がなくても家庭でできる“遊び×支援”アイデアを3つご紹介します。
① タオルたたみで“手先+順序”トレーニング
やること:洗濯物のタオルを一緒にたたむだけ。
ポイント:
- 手先の使い方(微細運動)
- 順序立てて行う力(段取り)
- 完成した達成感
「ママと一緒にお手伝い」というモチベーションが自然に生まれるので、抵抗なく取り組めます。
② お菓子のパッケージクイズで“言語+注意力”UP
やること:お菓子の空袋を何枚か用意して、袋の色・形・名前・用途などをヒントに当てっこクイズ。
ポイント:
- 語彙力・表現力
- 聴く力・集中力
- 思考を言語化する練習
テンポよく繰り返すことで、楽しく“考える・伝える”力が育ちます。
③ お買い物ごっこで“数+コミュニケーション”トレーニング
やること:家の中のものを商品に見立てて買い物遊び。ポイントは「値段をつける」こと。
例:「にんじんは30円」「じゃがいもは50円」など。
ポイント:
- 数字の理解(足し算・引き算)
- やりとり(やさしい敬語・会話)
- 役割意識(店員/お客さん)
実際のお金を使わず、紙で代用すればOKです。
「支援」じゃなくてもいい。“一緒に楽しむ”が最強の支援
家庭での遊び支援は、上手にやることより、“一緒に楽しむ”ことが一番のポイント。
子どもが「楽しかった」「もっとやりたい」と思えたら、それだけで“自発性”や“自己肯定感”の芽が育っています。
難しい知識や教材がなくても、**遊びの中にある「育ちのチャンス」**に気づいていきましょう。